■ 面接で聞くべき事

「主要取引先を10社以上教えてください」

■ 結論(まとめ)

・取引先がSES企業ばかりは注意が必要

・大手との取引が最低でも10社以上あること

■「 取引先=あなたの職場」です

<aside> <img src="/icons/book_lightgray.svg" alt="/icons/book_lightgray.svg" width="40px" /> SESは「客先常駐」サービスで「取引先は、あなたの職場」です。

他の業界に比べて、転職先の取引先を事前に調べることが非常に重要です。

取引先は実質的にあなたの「職場」となります。

企業のホームページなどで取引先情報を確認してください。

ただし、一部の高還元SES企業は取引先情報を公開していないこともあるため、面接時には主要取引先を10社以上を必ず尋ねてください。

</aside>

■ 取引先が同業のSES企業ばかりの場合は気を付ける!

<aside> <img src="/icons/book_lightgray.svg" alt="/icons/book_lightgray.svg" width="40px" /> BPは単価が低く、案件の質も低い傾向にある。 SES企業は同業者間で協業契約を結び、エンジニアの貸し借りを行うBP(ビジネスパートナー)契約が盛んです。

協業契約は、同業者から案件を受注するため、会社は取引開拓に苦労せず簡単に案件を獲得できます。

これにより、会社は採用に専念でき、容易に売上や利益をあげることができます。

ただし、BPの案件は、中抜きが多発するため、単価が低く、質の低い案件が多くなります。

取引先にSES企業が多い場合は注意が必要です。

</aside>

■ 取引先に大手企業が多いと良い理由

<aside> <img src="/icons/book_lightgray.svg" alt="/icons/book_lightgray.svg" width="40px" /> ここでいう大手企業とは、大手事業会社や大手SIerを指します。

単価が高い=給与が高い 大手企業(エンドユーザーや元請け)からの案件は、中抜きが少ないため、高単価を期待することができます。これにより、エンジニアには高額な給与を提供することが可能です。

スキルアップの機会が豊富 大手企業との取引では、上流から下流まで幅広い範囲の案件が存在します。大企業では、その規模に比例して業務の範囲も広がり、それに伴って外部に委託される仕事も多岐にわたります。このため、取引先での勤務を通じて、スキルや経験に応じて内部での昇格が可能となり、専門性の高い業務へと進む機会が増えます。

労働環境が優れている 大手企業は法令遵守に対する意識が高いため、中堅企業と比較して、残業時間の短縮、休日出勤の制限、ハラスメント防止策など、良好な労働環境を実現しています。

不況に強い 財務的に強固な大手企業は、不況にも耐えることができる安定した契約を提供可能です。経済危機が発生した場合には、部署異動や単価の一時的な引き下げを行い、契約の維持に努めます。一方、中堅企業は元々の単価が低いため、さらに単価を下げて不況を乗り切ることが困難です。

</aside>

■ 取引先を10社以上尋ねる理由

<aside> <img src="/icons/book_lightgray.svg" alt="/icons/book_lightgray.svg" width="40px" /> 取引先数は「選択肢の多さ」を意味します。 複数の取引先があると、たくさんの仕事から自分に合ったものを選べます。

また、不況で一部の取引先がうまくいかなくても、他の業績が良い取引先に移ることができるので安心です。

取引先が多いと、社員とクライアントの相性が合わない場合でも、別の会社で成功するチャンスがあります。

逆に取引先が少ないと、キャリアの成長に支障が出ることがあるので、大手企業と多く取引している会社を選ぶと良いでしょう。

</aside>

■ 転職成功のポイント!

<aside> 👉 「SES企業の価値=大手取引先数」

SES企業を「案件紹介サービス」という視点から見ると、その価値は大手企業との取引数で決まると言えます。大手企業と取引するためには、健全な財務状況や法令遵守、人材の質や採用力、業界内での実績が求められます。これらをクリアしている企業は信頼性が高く、エンジニアにとって価値ある存在です。つまり、大手企業との取引数が多いSES企業ほど、質の高い案件を紹介できる可能性が高いということです。

私が選ぶならこんなSES企業

</aside>